鑑賞ちゃん

ぼくとアールと彼女のさよならの鑑賞ちゃんのレビュー・感想・評価

4.6
青春時代の輝きを感じる名作。難病モノであるのに湿っぽさがなく独特のテンションとユーモアで主人公のグレッグ、親友のアール、白血病のレイチェルの3人の関係性の変化が瑞々しく描かれている。グレッグとアールが映画のパロディをつくっているシーンは楽しいし、この映画自体もあえてインディーズっぽいショットが多い気がする。2人の存在はレイチェルの支えとなり、レイチェルの存在もまた2人の宝物となった。彼女は永遠の仲間になったのだ。

昔、海外へのナイトフライトで何気なく見始めたのだが、周りの乗客が暗い機内で寝ているなか見終わった私は涙を抑えるのに必死だった。美しいものを見たから。
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