このレビューはネタバレを含みます
僕と彼女のやりとり。
たわいもないこと、コンプレックス、未来。
そういうひとつひとつが、巻き戻せない時間の意味をより深いものにしてる。
会うきっかけ、言ってしまった言葉、すぐにとりかかれない映画づくり…キレイなエピソードにしてない所が好きだった。
だから、よりリアルに感じるのかな。
別れの悲しさはあるけれど、
僕の成長をハッキリ読みとることができる。だから、辛いだけで終わらない、どこかスッキリした気持ちになったのかもしれない。
同時に、死にゆく人間は、残る人間に、確実に何かを遺している。死は終わりではないと感じるから。
不器用で劣等感満載の僕が作った映画に、愛が、溢れている。