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国際市場で逢いましょうのNozomiのレビュー・感想・評価

国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)
3.7
激動の時代を生き抜いた主人公が、その半生を振り返っていくお話。
どなたかのレビューで「ALWAYS 三丁目の夕日」みたいな空気感と言っていたのですが、確かにその通りですね。
朝鮮戦争で父妹と生き別れ、弟の学費を稼ぐためにドイツへの炭鉱作業をしに行き、店を守るためベトナムの戦場へ赴く主人公が常に優先するのは「自分」では無く、「誰かのため」であり「何かのため」なのが泣けた。
現在と過去を行ったり来たりする構成で、映像的な切り替わり方が凝っててオシャレだったし、台詞やアイテムなどがいい感じに伏線になってるのも韓国映画って感じだった。
あまり馴染みのない、韓国の1950年代〜70年代の時代背景なども本作を通して知るきっかけになって良かった。
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