紅梅シュプレヒコール

美女と野獣の紅梅シュプレヒコールのレビュー・感想・評価

美女と野獣(2017年製作の映画)
4.2
ディズニー・アニメーションを代表する一作『美女と野獣』を主人公ベルにエマ・ワトソン、野獣にはダン・スティーブンスを抜擢して実写映像化

ディズニーが近年手掛け続けている実写化作品の中でも高評価が多い一作です

オリジナルを見ていないので、脚本が現代風にどのようにアレンジしてあるのかは分からない者の感想となってしまうのはご容赦ください

豪華な映像と魅力的なキャラクター達の活躍、分かりやすいテーマ、そしてロマンスが詰まった見応えある作品でした

序盤の助走(ベルが城に行くまで)が長く、序盤はややダレ気味でしたが、城についてからは様々な衣装や装飾が画面を彩り始めてくれるので楽しく観ることができました

進歩的な考え方のせいで村では疎外感を感じているベルが、人を寄せ付けない恐ろしい容貌のために孤独感を抱いている野獣との間に相通ずる物を見出し、徐々に心を通わせていく姿はロマンチックです

野獣を長年支える従者の面々も愛嬌があり、本来であれば暗い雰囲気となる物語を明るくしてくれているのも良かったです

悪役として登場するガストンとル・フウの2人も面白いバディとなっており、彼らの登場シーンも楽しいものとなっていました

140分の尺は長いようにも思えましたが、観た後には十分な満足感が得られる作品でした