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美女と野獣のEnceのレビュー・感想・評価

美女と野獣(2017年製作の映画)
3.4
とにかくCGが素晴らしかった。ビーストの顔を除けば本当にCGが素晴らしかった。晩餐会のシーンのあとなんて、プチ拍手が起こったほどだった。
エマワトソンよりベル役ハマる女優はいくらでもいそうだな、という印象。
人間に戻った王子が、髪ボサ髭うっすら という演出はなんだか、感動が薄れた気がする。なんだか小汚いとまでは言わないが、王子?王子なの?もっとキラキラピカピカ現実離れした美しさの〜 という固定観念のせいで私の中であの演出は残念であった。

問題になっていた同性愛云々についてだが、気にかけて見ていたものの、あの程度で問題になっていたのか… と驚いた。あれがだめだとされるなら、日本の、ある女性層に向けたアニメなんかはR18扱いにされるんじゃないか??という感じ。全くもって教育に悪い同性愛表現なんてものは無かったように思える。

黒人俳優の多さや、お母さんが黒死病で亡くなっていたり、動く家具等のCGの質感がとてもリアルだったり、実写にするにあたって現実感を出すところはしっかり出してる中で、ファンタジーの世界を描くための演出や、それをうまく引き立てるためのCGによって上手にあの世界観が表現されてた。
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