若大将オーウェン

美女と野獣の若大将オーウェンのレビュー・感想・評価

美女と野獣(2017年製作の映画)
3.0
よく言えば手堅い、悪く言えば普通のディズニー実写化映画でした。
悪く言えば「普通」と言いましたが、違和感なく普通に見えるのが、まずすごいことなので一定のクオリティはあると思います。
ただ冒頭からテンポ悪く感じた。アニメ版は90分なので、余計にそう感じるのかもしれないが130分はもっと刈り込めたのでは?(ただ130分の割には短く感じました笑)ひとつひとつの要素やシーンは良いのだけれど、どのシーン、ムードの時も同じテンポというか…。狙いでもあるかもしれないけれど、シェイクスピア劇を見ているような気持ちに。
もう少し、バカっぽさが欲しかったです。笑わせるシーンも真面目な人の笑わせ方でした。ガストンももっとバカっぽさが欲しかったかなぁと(かっこいいけど)
同じミュージカルシーンならララランドのように思わず拍手がしたくなるようなシーンはなかった。
ただそのムードとテンポが合致する「よっ!待ってました!」の舞踏シーンや後半はとても良かったです。
あとエマ・ワトソンも可愛いし美女なんだけど、ちゃんと気品もあり、とっても良かったです。