haru3u

美女と野獣のharu3uのレビュー・感想・評価

美女と野獣(2017年製作の映画)
4.0
名作ディズニーアニメ『美女と野獣』の実写映画化。
安定のディズニーマジックで、誰もが知っているストーリーをほぼ改変ないまま魅せます。楽曲の素晴らしさは勿論(もっとたくさん聴きたかった!)、全てがゴージャスで心躍りっぱなし!

配役が完璧でしたね。ハーマイオニーそのまま、美しく知的な女性となったエマ・ワトソン。夢見るストーリーながら、男前で行動力もある現代的なベルにしびれました。
調度品たちは予告ではちょっと不気味に思いましたが、最後の最後まで、主人や目の前の大切な人を気遣う姿が健気。
そしてガストンも憎らしいほどのはまり役!彼に扇動され、城を襲撃するため行進する村人たちの様は、愚かしくも恐ろしく感じます。

ポリコレ要素については、現代版にリメイクするのだから“いま”の世情を映画に反映させるのは意味があることと思います。ただ行き過ぎたマイノリティ擁護への不満が蔓延しつつある中、バランスを取るのが本当に難しそう…。
白塗りの黒人やラスト笑顔で踊るルフゥや、ディズニーにしてはあまり上手じゃなかったですね。
haru3u

haru3u