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ボス・オブ・イット・オールのYSKのレビュー・感想・評価

2.9
『エレメント・オブ・クライム』を見て以来のラース・フォン・トリアー監督作品
とある会社の社長が「ボス・オブ・イット・オール」という架空の社長を据えることで従業員や取引先からの煩わしい要求にクッションをおいていたものの、のっぴきならぬ事情から人前に出ざるをえなくなり、売れない役者に白羽の矢をたてたお話

もしかしたら笑うところかもしれないがそういう空気でもなかったり、逆に重苦しい空気の中で笑えないボケをつっこんできたり、なんというかどんな顔をしていいかわからない作品でした
もしかしたらギャグに振り切ったら大爆発しそうなポテンシャルはあったように思いますが

そもそもお話の最初と最後に監督自身が出てきて、「この作品はこんなすごい撮り方してるんだよ」なんてこちら側に話しかけてくるあたりが迷走のはじまりだったような気がいたします
だって面白かったらそんな説明いらないもん
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