牛丼狂

スティーブ・ジョブズの牛丼狂のレビュー・感想・評価

スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)
1.5
スティーブ・ジョブズ
★2

2016年公開。
ダニー・ボイルが監督。

当監督の作品は『トレインスポッティング』のみ鑑賞している。
スピーディーな映像と音楽の演出が特徴であったが、今作ではかなり抑えられていた。
サブリミナル効果的な数コマのカットを挟むというのがあるが、後半の一箇所だけである。
字幕を利用してスタイリッシュに状況説明をするのは、中盤に一箇所だけ。
ほか、回想と現在で会話を繋げてみたり、イメージカットを挟んでみたりしているが、基本的には普通の会話劇である。
音楽は、状況に応じて選択されていたと思うが、聞くだけでテンションが上がるようなものがあっても良かったと思う。
シーンに応じて記録媒体を変えているが、面白いというよりは監督の自己満足なのではないか。
会話劇、それも部屋や廊下と狭い空間で行われることが多く、ゆえにロングショットを利用してメリハリをつけてほしいところだが、バストショットや肩ナメばかりで飽きてしまった。
脚本は、ジョブズのパーソナリティに関しては家族のエピソードを中心によく描けているとは思うが、私含む観客が期待しているのは、おそらく、アイデアや独創性なのではないだろうか。
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