荷物も持たずに樹海に来たアメリカ人
アーサーは、そこでケガをして彷徨っている日本人ナカムラ タクミに出会う。
自殺するつもりできたと思われるタクミが助けてくれとせがむので樹海から出ようと試みる。
アーサーは樹海を彷徨う合間に、妻との生活を回想する。
夫婦が陥りやすいコミュニケーションの問題が、とても分かりやすく描かれていた。
長年一緒にいて見えている/わかっているつもりでいても、実は人生を充実させるつきあいってのはできていない事が多いのかも。人との関わり方を見直す気持ちになる映画。
そしてガスヴァンサント監督らしい美しい自然、色、俳優の演技にグッと入りこむ撮り方好きです。
日本人女性のちょい役がなんとも言えない残念な感じ(あえて?笑)はありましたが、それ以外は良い映画と思いました。