本人曰く五部作予定だというアレハンドロ・ホドロフスキーのイマジナリー自伝シリーズ二作目。今のペースだと作り終えるのは96歳ということになるのだが、この人なら普通に作り終えてそのあとも普通に映画作り続けてる気がしなくもない。
物語はクリシェ中のクリシェ、今も昔も世界に星の数ほどいるであろう芸術に魅せられた若者の青春。映像も言葉も説明的すぎるし単体としてみるとあまり好みではないが、ホドロフスキーなら許せちゃうあたりズルい。とデカイ椅子で眠るところとかかなりギリギリだけどグッとくるんだよな。ミューズが赤髪ド派手メイクのパンク女(モデルはいるらしい)なのと、親父の髪がすべて剃られるところが好きです。