このレビューはネタバレを含みます
お話の設定が好みだった事と、キャストに惹かれて観に行った。
私の理解力が足らないせいか、疑問とつっこみ所が多いまま終わってしまった。。
ウィルスに感染後、ノクスとキュリオが生まれた。
若く健康だけど太陽光を浴びると死ぬノクスと、太陽の下、自然と共に生きられる代わりに、、知能が低下したキュリオ。
で、いいのかな?
知能低下っていうオマケついてないと、太陽の下でも夜でも生きられるキュリオのほうがいいわぃって思っちゃうし。
知能低下しているから、キュリオ達だけで発展した社会を作れず貧困なままでいるんだよね??
そんで、キュリオの貧困感が伝わりづらかった。
だって家あるし、畑耕して、農作物作って、山羊飼って、、電気のない時代の農村暮らしにしか見えなかった。経済制裁感がイマイチ伝わってこない。あと閉鎖されてるのかと思いきや、ノクス居住区とは遮断されてるだけで、シコクにも行けるし、後にはモリシゲと旅行けちゃうから、閉鎖されてるわけでもない。
経済制裁受けてるから、しょぼくれてはいるけど、知能低下による感情暴走、犯罪横行な村でもなかったし。
だから、そんなに貧困感、悲愴感が伝わらない。
あ、唯一リアリティがあったのは、それぞれの立場からの「差別」かな。
あ!鉄彦の地団駄!が好き(笑)
19才だけどやっぱ、おバカで、ちよっと弱気で、まだまだ子供な鉄彦なところを感じられて好き。
後半、感情の暴発の表現として、ゆうちゃんがあの幼馴染?の1人にレイプされる。父親が男を殴りに行く。村が経済制裁を受ける発端となったおじさん帰ってきて、村一同はおじさん殴り殺す制裁実行。
んん〜、感情暴走の表現なんだろうけども、それぞれに変な間があって、なんで今のタイミングでコレキタ??って思っちゃう。
で、最後
キュリオとして生きていくつもりでいたゆうちゃんは、ノクス手術を受けノクス夫婦の養子になり、ノクスとして「みんなが幸せになれるよう勉強する」(だっけ?)と言って故郷を離れる生き方を選ぶ。
ノクスに憧れた鉄彦は、キュリオのままノクスの友人モリシゲと旅に出る。
それぞれの生き方で、今後を生きる僅かな希望をみせた終わりなんだけど、、
その前の段階で「ハテナ?」な事が多すぎて、その終わりにも「あ、はぁ。。」という感想になった。
5/6から、世田谷パブリックシアターで舞台あるんで、そっち観ようかな。