ナユラ

黄金のアデーレ 名画の帰還のナユラのレビュー・感想・評価

4.7
この絵をニューヨークへ見に行ったことがあります。(自慢です。)
パンフも解説も読まなかったので、なぜこの絵がニューヨークの小さなギャラリーにあるのか不思議に思ってました。

映画を見て理由を知りました。

人は今を生きる為に多くのものと出会い別れを繰り返します。
大切な家族、財産、国。
特に戦争は多くのものを人から奪います。
過去は過去だろう?
静かな生活の今があるからいいでしょう?
過去は変えられないので、執着せず諦めて生きていくと思います。
しかし、過去は人にとって非常に大切なもの。
生きた証で、それを無視をしてはいけない。
尊厳なものだなと思いました。

彼女は名画を取り戻したかったのではなく、奪われた過去を認めてほしかったのですね。

また、自分の記憶にないルーツを知るとなんとも言えぬ感情が出てきますね。
あれはなんですかね?


もっとも人間らしさを感じる映画に思いました。

今年映画館で見た映画で一番いい映画でした。