オーストリアの美術館に展示されていたクリムトの「アデーレの肖像」を、モデルになったアデーレの姪であるマリア(ヘレン・ミレン)が取り戻すためオーストリア相手に裁判を起こす話ですが、法廷ドラマというより歴史ドラマのようなストーリーでした。
幸せだった日々、家族、宝物をナチスによって全て奪われ、命からがらアメリカへと逃げた一人の女性が、奪われたものをひとつ返してもらいたいという願いに、周囲の人々を巻き込んで大きなムーブメントになっていく…こんなに映画的でドラマチックなのが実話というのが一番すごいです。いつか本物をアデーレの肖像を見てみたいなぁ😌