このレビューはネタバレを含みます
クリムト映画と思いきや、邦題まんまの裁判もの。分かりやすく史実を紐解く整った作り。
とか言いつつなんとなくでしか理解してないな。
美術館に半日かけるぐらいの気力と体力ある時に、映画館で鑑賞したい作品でした。
ハンスジマー効果もすごいっぽい。
戦争も迫害も経験してないから逸れてしまってるかも知れないけど、個人的に引っかかった部分が2つ。
・アデーレの遺志を知った上で、なぜ法で論争し返還したかったのだろう?
オーストリアの美術館にあることは悪なのか?
ナチが保有しているとかなら分かるけど。
ましてやこの絵画と生き別れた家族は別物だし。
・熱くなる逆転劇を見せてくれた弁護士だけど、解雇を言い渡された瞬間にまた金のことを口にしてるの、ちょい引き。
ただただこれがリアルなのか、もしくは実際には映画で描かれてない意図や動きがまだまだあったのか、モヤモヤしてる。
あたおかナチからの逃亡、心臓に悪いー
ウィーンの今と昔、100年もの差が街並みや人をパッと見ただけじゃ分かんなかった。行ってみたい。
「明日の神話」も映画にしてくれんかね。