黄金のアデーレ 名画の帰還のネタバレレビュー・内容・結末

「黄金のアデーレ 名画の帰還」に投稿されたネタバレ・内容・結末

ずっと気になってたけど、堅めのテーマだったので、敬遠してました。

多分名作だろーと思ってみたけど、
思ったより凄く良かった。

ナチスの迫害で離れ離れになる家族。

両親とマリアの別れ、3人で泣きながら抱き合うシーンはこころを締め付けられた。

国を相手に勝訴するなんて、ホントに奇跡のような話。
思ったよりすんなり進んだ。もう少し大きい波があるのを望んでた。けど実話を基にしてるからしょうがないのかも。
ストーリー展開はすごく良かったけど、内容は興味を惹かれるような内容ではなかったかな。
個人的に、ライアン・レイノルズはデッドプールが一番印象強いけど、こんな落ち着いたジャンルの映画でもすんなり馴染んでるのが驚き。
少し気分屋のマリアにイラっとしたけど過去話を見てると同情してしまう。もう二度と味わいたくない体験がトラウマとして蘇るのが一番辛い。あまりにも悲惨な体験。
ランディは素直にすごい。マリアのため、祖父のために、仕事を辞めてまでしてオーストリア政府とぶつかって、長い年月戦い続けるその確固たる信念。まさに実話映画の中心キャラに向いてる。見習いたい。あと、どんなに不利な状況でも依頼主のマリアより相手に挑み続ける姿が見応えあった。映画的にはマリアの方が主役やけど、自分の中ではランディの方が主役。
美術館の手のひら返しが一番不快やった。マリアのあの感じやと返してしまうんかと思ったけど、バシッと言ってくれたから逆にスカッとした。
金のために動いた弁護士が仕事を通して想いのために全てを投げ打って裁判に打ち込む心の動き、おばあさんの遣る瀬無さ、中盤の当時のアクションのハラハラ感、裁判の会話の妙。バランスの良いエンタメ性のあるドキュメントでした。
グッバイクリストファーロビンが観たいが、動画配信サービスで扱われておらず、同監督のこの作品を鑑賞。
最後の返還決定の瞬間と、父と母と別れる回想シーンで涙が溢れた。
弁護士ライアンもウィーンにルーツがあるから感情移入できる。これが、ただ腕利きだけで雇われた弁護士ならこうはいかない。彼の執念に拍手。あと、嫁さんが破水した後のくだりがっツボ。ええ嫁やー。
最後、絵はウィーンに残したほうが美談っぽくなる気がして意外だったが、まあ感情が許せませんわな。素晴らしき結末。
ラストシーンが凄い切ないけど凄い好き
裁判負けたあと擦り寄ってくるのがあからさま過ぎて笑いたかったけど笑えなかった

ご両親との別れとか、ウィーンに行くときの葛藤とか思うと切ない
「まだ半世紀よ」って言葉に色々と考えさせられる
クリムトのあの有名な絵画とヘレン・ミレンが登場する、という事だけ記憶していた作品。
少し前にピカソを題材にした芸術作品の奪い合い(と言うと言葉が悪いですが)、大戦中の芸術に関する本を読んだ事もあり、興味深く最後まで鑑賞しました。
芸術モノ、法定・事件モノと分別する事も出来るかもしれませんが、戦争が絡む事で裾野が広くなっています。
前だけを見ていたランディに、過去は繋がっていると説いたマリアには、いろんな意味で最後まで付き合う覚悟が欲しかったです。素敵な映画だとは思うけど、ちょっとイラっとした。結果オーライ。
『 恥を知りなさい!』

もう本当にその一言に尽きます


叔父が叔母をモデルに
クリムトに描かせた
金色に輝く美しい肖像画

過去にナチスが奪い
今ではオーストリア政府が手離さない

その対応には誠意はなく
どうしようもなく腹が立ちます

なのでラストは
本当に報われたような気がしました

でもそれが
本当に望んだ結果なのかは疑問です…

自分が生まれ育った国を
環境や人々のせいで
愛せなくなってしまうのは
悲しすぎます

平和が訪れても
組織的なやり口にはガッカリです

でもオーストリア人は
素晴らしい人たちでした

マリアの人柄も素晴らしく
本当に愛すべき人です (*^O^*)
クリムトの名画「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像」の返還をめぐる実話。

なんとなくもっと静かな映画だと思っていたら、思いのほか熱い映画だった。
あらすじも裁判の内容も知らなかったので、最後まで判決がどうなるか分からず、どきどきしながら見守った。

同じような裁判が日本で行われたとしたら、国家の利益よりも正義を貫く判決を下せるだろうか?
国民として、自分の国の宝の返還要求を支持できるだろうか。


利益よりも正義を選んだオーストリアの判決を受けて、

「オーストリア人であることが誇らしい」

と、国を追われたマリアとナチ党員の息子フベルトゥスが話すシーンが印象的だった。
何かが琴線に触れて導かれるままに視聴。涙が止まりませんでした。これは実話を基に制作された映画になります。過去、ナチにより収奪された叔母をモデルに描かれた絵画を、アメリカに亡命し生き延びていた姪であるマリアが若い弁護士と共に『取り戻す』話しです。弁護士であるランディもユダヤの家系を汲んではいるものの、当時を生きた人間ではないため、最初にマリアから話しを受けても乗り気ではなく、絵画の価値を知りマリアに協力しました。ウィーンに赴き絵画やかつて生きた土地と関わる度に思い起こされるマリアの記憶。幸せな日々、奪われた誇り、虐げられた思い出。そこまで酷い描写は出てきませんでしたが、実際は肉体的にも精神的にももっと非道に扱われた事もあったでしょう。共にウィーンに赴いた弁護士のランディも、実際に土地に触れ、収容された祖先の運命に触れ、祖先の受けた屈辱と、自分が依頼を受けたのが金の為であるという理由に自分を恥じて我慢できずにトイレで一人涙を流すシーンには共感しか感じ得ません。金の為に大切な何かを踏み躙ってしまった彼は、アメリカに戻ってから改めてこの問題に取り組みます。
個人的には何故思い出のものをわざわざ『取り戻さねばならないのか』。この一点に疑問は尽きません。不当な行いで奪われたならば、どちらが悪かと言われればそれは奪った方が悪でしょう。人の物を奪ったのなら返さねばならないのに、何故それがこんなに裁判や調停など面倒な事になるのか。とても興味深い映画でした。観て後悔することはありません。後悔するとすれば、泣きすぎて頭痛が発生する前にそういう映画だと知りたかった、という事ですね。
今なお全てが解決していないユダヤ・ナチ問題。その一端だけでもこうして映画で触れる事ができるというのは、当時を知らない我々には重要な事なのかもしれません。
ライアン・レイノルズが真面目な弁護士役ハマりまくりでイメージががらっと変わった。
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