あしからず

ピクニックのあしからずのレビュー・感想・評価

ピクニック(1936年製作の映画)
3.8
マネやモネたち印象派が好んで描いた”草上の昼食“から視野を拡大して、40分でみせる人生劇場。ルノワールのパパ・ルノワール(ややこしい)の絵画「舟遊びの人々の昼食」 や「ぶらんこ」などの要素もあり。
鋭く長い舟は男性器の暗喩。逃した魚はあまりに瑞々しく美しい。
都会人を細菌扱いな都会サゲと田舎アゲが露骨だけど自然讃美なカメラの説得力がまぶしい。一転して表情を変える空模様が人生。水面を走る雨粒をドリーアウトで捉えるの良かったな。
あしからず

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