スローモーション男

ピクニックのスローモーション男のレビュー・感想・評価

ピクニック(1936年製作の映画)
4.2
   良き美しい映画
 ジャン・ルノワール作品

 週末に郊外の農村部に来た貴族たちが楽しくピクニックする映画。
 ストーリーはそんなに面白くないです…。
 
 幸福感に満ち満ちた作品であり、その場のノリのようなものを映画に反映されているのが良いです。
 モノクロなのに美しい景観の描写は今にも色彩を宿す勢い。

40分ですぐ観れるのも良い。
ただ、本当はもっと長かったのに、戦争が始まってしまったため、フィルムが破棄されてしまったとか…。
 確かに後半の展開がやや速い。

有名なのが、嵐がやって来てルノワールはそのハプニングを活かして、大雨を効果的に撮ってしまったんです。
大雨が結ばれない愛の激しさを上手く表現してました!