ハリウッドザコ

BACKSTREET BOYS:SHOW ‘EM WHAT YOU’RE MADE OFのハリウッドザコのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

Backstreet Boys20周年記念映画でもあり、
ケビン復帰アルバムIn a World Like Thisのツアーに密着したドキュメンタリー。
ケヴィンが戻ってきたことでまた一からスタートすることになったこの時期に改めて彼らのグループのルーツを辿ったりそれぞれの地元に原点回帰するのはこの時期で大正解。

20年間の出来事を一つにまとめたTextのような作品。インディーズ時代から大名作millenniumのヒット時、現在と様々なことの事実をこの上なく彼らは語るので初心者にもわかりやすい。
10代、20代の若い時期を多忙に過ごしていた彼らの若気の至りや恋の話、ポルノ鑑賞会などなど赤裸々すぎてめちゃくちゃ笑えた。
ハウィーのいとこを好きだったニックのエピソードとAJのナンパの話が一番笑った。

プロデューサーでありマネージャーだったルーとの決別は本当にショックな出来事だったと思う。本編でもルーのしたことに怒りと悲しみを感じたと話していたけど恩もあるし自分の立場もあるし言いたいようにできなかったのが非常に辛いところ。
でもそんな檻の中でプロデューサーたちの指示に従ってデビューした事で’’売れた’’のが非常に皮肉的である。
自分たちのやりたいように音楽ができなかったりMVを撮らせてくれなかったあの環境でもバックがちゃんとしてればちゃんと売れる。広告費にかなりの費用を使っていたようだが、あのルーなら人気を作り出していたと言っても驚きはしない。
だからこそ今、自分たちで自由に音楽の活動ができるようになった以上、これまで以上のパフォーマンスができる。ある意味、やっと2013年のこの時期から本物のアーティストになれたのかもしれない。
音楽に力を入れられる以上、完璧なものに仕上げたいニックやブライアンの意見の言い合いのシーンはファンとしてこれ以上嬉しいものはなかった。ハウィーがリードを担当できたり自分たちで楽器を弾いたりバンドを組んだり本当にこの人たちは音楽が好きなんだな〜って情熱が伝わってきてかなり熱かった。
この時期制作していた次のアルバム「DNA」も大成功してよかった!

彼らの音楽が聴ける限り聴き続けたいなと思える作品だった。




追記。
2月15日の日本公演ガチで楽しみすぎる。
全力で楽しみたい!