明方4時、ベルリンのクラブでテクノで踊るマドリードからでてきたヴィクトリア。
全編長回しなので、朝方4時から6時過ぎまでの話。
最初無邪気に踊る幼く可愛いヴィクトリアが朝方には肝が座った姉御になるまでの話。
ワンカットってこともありカメラは基本ヴィクトリアを近くから取り続ける。「アデルブルーは熱い色」と近いアングルで、ヴィクトリアと親友の距離感のカメラ。
朝方4時にクラブを出でフラフラ歩いてると、同じく酔っぱらい4人組に絡まれるんだけどコイツらがいい奴らで優しくしてくれるし愉快なやつらで仲良くなり屋上で飲んだりすごく楽しい気持ちになる。
中盤ぐらいまでのクラブ終わりの出会いと笑いを何故かワンカットで撮るって意味不明なパートがめちゃくちゃ面白かった。
このあと、ありえないぐらいのトラブルに巻き込まれまくって、ボニー＆クラウド状態になっていき、この頃にはなんかなーって気持ちもあったけど、全体としては好みで楽しめた。
ワンカット映画って、準備は大変だろうけど、撮影2時間で終わるし、後半みんなとちったら取り直しの緊張感がびんびんでわけわかんなくなる撮影手法でこれからもっと流行ればいいと思う。拘束時間も短くてギャラも安く済むしいい事おおい
ワンカット映画の中でも変わり種でおすすめ
