インフェルノの備前長船のネタバレレビュー・内容・結末

第一作の「ダ・ヴィンチ・コード」は日本でも90.5億と大ヒットしたが、二作目の「天使と悪魔」では一気に半分以下の33.5億まで落ち込み、今作は1／6の15.4億まで落ち込んでいる。
日本ほどではないが世界でも右肩下がりのシリーズだ。
このペースでいけば第四作は5億も切るだろう。
多分撮られても日本では劇場公開されずDVDスルーになるだろう。

はっきり言って映画にキリスト教を絡めるのは止めた方がいい。
前二作を見ていてそう思っていた。
今や世界最大のマーケットになっている中国でも受けないだろう。
ダンテの名前さえ知らない人も多そうだ。

主演のトム・ハンクスは説明不要だが、ヒロインのフェリシティ・ジョーンズはあの「ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー」の主役をやった女優である。
まあ自分的にはイマイチな出来だったので、あんまり記憶に残ってはいないが・・・

ストーリーは過去の踏襲でキリスト教関連の謎や宗教画などをからませながら事件を解決していくというお馴染みの展開だ。
原作を知っている人に言わせれば行き過ぎた改変があったそうだが、映画としてはまあ普通に楽しめる。
イタリアの観光旅行+謎解きと割り切れば結構いいかも。
それに前2作よりあきらかにアミューズメント要素を上げて小難しい宗教要素を減らしているので見やすくはなっている。