謎解きよりも神秘的な世界観を存分に楽しむ映画です。
毎回思うのですが、このシリーズってストーリー設定から芝居がかかってるので(わざわざウイルス拡散をテロにしたり)そこのあたりはあまり引き込まれないのですが、何よりもカルト的設定が面白いです。すごい知識量だし、そういうのもありだなと思えてきます。
謎解き…というほど観客側は謎解きすることはできません。どちらかというと行き当たりばったりで知識(に基づいた推論)を頼りに〜という感じなので、かなりなご都合主義だと思います。だから、謎ときどうのこうのよりも「地獄篇」にまつわる話を楽しむのが醍醐味です。
そしてこれも毎回思いますが、ロケ地が最高です。観光地巡りをしているような…古い宮殿や秘密の抜け道、綺麗な街並み…行きたくなります。
今回もトムハンクスの演技は素晴らしいし、フェリシティ・ジョーンズも見れて…大満足です。「天使と悪魔」をみてないからか(ダヴィンチコードは観ました)、所々「？」な流れがありましたが、今回のストーリーには深く関わってはこない部分だったので、スルー出来ました。
設定と知識量、ロケ地が本当に素晴らしい映画です。
