えんはに

怪物はささやくのえんはにのネタバレレビュー・内容・結末

怪物はささやく(2016年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

2017年に映画館で見てから2回目。

ストレス値MAXの少年が肩から重荷を下ろすお話。
英国児童文学らしいけど、子供が観るのと大人が観るので全然感じ方が違うんだろうな、っていうダークファンタジーの至高。

まず美術面的にも大好きな作品。OPの水彩ぽい映像も美しいしどこか不安やほの暗さを感じる。主人公トナーの描くスケッチブックの絵も素敵だし、部屋の小物もリアルでこだわったように思う。

足跡や落ちた鉛筆等に焦点を当てるカメラワークにも物語に引き込む力を感じた。

自責の念、後悔、現実逃避、自己犠牲、罪悪感、そういったワードにピンと来た人に見てもらいたい。
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