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グレートウォールのこのレビュー・感想・評価

グレートウォール(2016年製作の映画)
4.0
男子中学生の「俺の考える最強最高の映画。」を本気で大金かけて完成させました!みたいな映画だった。

まずビジュアルありきで、リアリティとか全部吹っ飛ばしてそれだけで押し切ってるのが心地良い。極彩色の兵隊たちや、ガジェットや闘い方がいちいち面白すぎる。そして1つ1つがよく考えるとハイリスクなのにコスパ悪そう(笑)鶴軍とか、普通に食われてるし、毎回の人員補充どうすんの?と思ったんだけど、映像で観てると面白さの方が買っちゃってどうでもよくなる。でも、どう考えてもコスパ悪そう。なんか、めっちゃデカくて遠くの音も聞こえるみたいなやつあったけど、それ出てきたからさっさとモンスター見つけんのかなと思ったらもう壁登ってきてんじゃん!とか。大がかりなくせに労力対効果とか、費用対効果が悪すぎる…。

あと、この映画は女性司令官リン・メイ演じるジン・ティエンありきだと思います。彼女がいなかったらこの映画成り立ってない。「キレイなアジアンビューティーの姉ちゃんにカッコいい買っちゃう着せて戦わせたい!」っていうのが制作の動機だと思うんですよね(笑)まあ、彼女以外ありえないってくらい似合ってました。

モンスターのビジュアルに関しては、まあそこまで斬新とかはないけど、何よりも数が多すぎ!そんなにいるのかよっていう。

ストーリーはツッコミ出したらきりがないのでやめますが、こんなビジュアル押し出し全開の映画が超大作として公開されるなんて、夢があるあるんじゃないですかね。
こ