一之瀬葉月

ワンダーウーマンの一之瀬葉月のネタバレレビュー・内容・結末

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ただのヒーロー映画じゃなくて、戦争がどういうものか見せられてだからこそ全部見終わってとても切なく、悲しくなったしそんな絶望と対面しても自分の信念を突き通し生きていく彼女はとても凛々しくて美しかった。
ダイアナが全く疑いもせずアレスを倒せばみんなが悪から解放されて戦争が終わるって考えがすごくキレイな理想論で、それでは終わらないと知ってるからこそダイアナが困惑し葛藤しながら敵に向かって行くのを見るととても苦しかった。本当にどこかに悪者がいれば楽だとも思った。

ダイアナが助けた人がスティーブンで本当に良かった。スティーブンだったからそこ愛に気づいた。そしてスティーブンの今の自分にできる事を一貫してやる姿は本当にかっこよくてそんな彼を見てたからこそダイアナは信念を貫くという事がどういう事か分かったのだと思う。「俺は今日を守る。お前は世界を守れ。」という言葉は本当の意味での戦争を終わらせる事ダイアナならできると信じたからこそ送った言葉だった。その一方で「もっと一緒にいたかった」「愛してる」という想いや本音を聞いてしまったからすごく切なかったし、戦争の残酷さを感じてしまった。
凛々しくて強い彼女だからこそスティーブンには生きて側にいて欲しかったなぁ。