マーベルのアベンジャーズシリーズに一歩遅れをとってるDCのジャスティスリーグだが、もしかしたら今作が起死回生の1作になるかもしれないね。
DCはどうにもダークナイトの呪いがずうっと解けないままで、“正義とは何か”をスッカリ拗らせちゃってる。DCは良くも悪くもヒーローものをシンプルに作れなくなってる。バットマンvsスーパーマンがその良い例だね。
今作ワンダーウーマンとジャスティスリーグとの関係は、アベンジャーズにおけるキャプテンアメリカ(2011)と似てる。
どちらも第二次大戦で闘い、現代のヒーローチーム結成に繋がる物語だ。
ただ、キャプテンアメリカが、ナチスの流れを汲むレッドスカル率いる悪の軍隊と戦う勧善懲悪なのに対し、ワンダーウーマンは戦争を引き起こそうとする悪の根源アレスを倒そうとする。
でも悪の根源を倒す事が戦争を止める事とイコールではない事を悟る。
戦争を起こすのは愚かな人間自身だと知ったワンダーウーマンが、それでも戦う覚悟に正義を見いだす。
一応の敵であるアレスがいて戦うが、本質的なワンダーウーマンの正義の矛先は人間自身にあるという展開。ほら、正義を拗らせてるぅ。
でも個人的には今回のワンダーウーマンは良く出来た話に収まったと思う。
ちゃんと主人公が自分なりの正義を見せるからね。
ダイアナを演じたガルガドットはめっちゃカワイイわぁ。凛としててワンダーウーマンに適役!若干幼さの残る顔立ちが純朴さも兼ね備えててgood!