灰音

海賊じいちゃんの贈りものの灰音のレビュー・感想・評価

海賊じいちゃんの贈りもの(2014年製作の映画)
2.7


ブラックコメディ…と言って良いのか?
バラバラな家族、大人びた生意気なこどもたち。
おじいちゃんの死を前に、ある行動に出たために
一家は大騒ぎ。大モメ。
関係ないことまで引っ張り出してぐちゃぐちゃ。

落ち着いてても、こどもは親の喧嘩とか
すごくつらいんだよね。
乗り越えるのに大人にならざるをえんというか。

この映画のリアルさは気まずいところと、
意外にあっさり解決してしまうところ。
一度崩壊しかけた家族が騒動の末まとまっていく。
おじいちゃんのおかげ、か…
確かにおじいちゃんは心からそれを願っていたと思う。

贈り物と言うにはちょっと…犠牲に近い気もするが…

完璧な人間なんていない、みんなバカなとこがある。
喧嘩することもある。でも家族だからきっと
わかりあえる。大事だから。
うまく言えないけど、各々が抱えている問題って
実は案外、そんなに重くないのかもね。って
言われてる気がした。
灰音

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