リリーのすべてのおひなのレビュー・感想・評価

性的マイノリティがどんなふうに、なぜ苦しんでいるのか、悩んでいるのかが当事者ではない人にとってわかりやすく描かれていたとおもう。（もちろん現実は、映画からではわからないことが多数を占めていると思うが）そして、当事者の身近な存在がどれだけ重要で彼らの人生に影響を及ぼすのか、という点がとても響いた。ゲルダの人としての強さは確実に当事者を支えていた。当事者ではない私たちに何ができるのか、自分だったらゲルダのように振る舞えるのだろうか、と様々な観点から考えさせられた。