まず予告、そのセリフは映画内で初めて聞いて、リリーと一緒に驚きたかったと思うシーンが入ってた。
エディは役者が憧れるであろう難役を連続で射止めているけどさもありなん、一瞬の表情の中に様々な感情を表現する天才だ。ジャパンプレミアへ行ったのですが、登壇した監督がエディのことを「（レミゼ時）感情が溢れてくるのを見てすごい役者を見つけたと思った」と言っていた。
愛し合う夫婦の話ではなかった。アイナーがリリーに変わっていくにつれ、エルダの片思いになってしまう。アリシアがオスカー取ったのよく分かった。最初のチャーミングの塊みたいだったエルダが苦しみもがく姿はリリーと同じくらい静かで壮絶だった。エルダからしたらリリーは愛する夫を殺した人にもなる。一筋縄ではいかない話だ。
概念としての初恋の君、ヘンリクの口説き文句は予告と本編で字幕のニュアンスが変わっていた気がするのだけど「キスする前に許可をとらないといけない気分になる」という予告の方が何となくロマンチックで痺れる。
