リリーのすべての一之瀬葉月のネタバレレビュー・内容・結末

2時間ちょい。かなり見ごたえのある内容だった。トランスジェンダーという題材にスタッフ、キャスト共に真摯に向き合ったというのがすごく伝わり、リアルにそして自分の身近にある事だと映し出されてたように思える。
アイナーとリリーの2人と1つの肉体。最初はアイナーの割合が大きくその中でも小さくではあったがリーリーも存在していたのがわかった。そしてだんだんリリーが大きくなりリリーになって行くのが見てとれた。それを演じきったエディ・レッドメインはやっぱり天才的な表現力で感服した。
映画のセリフで「神が私を女にした。でも体が間違った。それを正すの」というのがとても印象的でその時のリリーはとても輝いていた。もちろん不安や苦しみも。
でも生きていてとてもきれいだと感じた。私はここまで自分の人生と向き合っているのかとも思った。
私はリリーやゲルダのような決断もできてないし、受け入れられる包容力もない。
もっと強く美しくなりたいなって思いました。