keisukekuzuya

リリーのすべてのkeisukekuzuyaのレビュー・感想・評価

リリーのすべて(2015年製作の映画)
4.2
エディ・レッドメイン見たさに観賞したものの、終盤は涙を堪えるはめに。

劇場で観賞ということもあり、始めは大音量で溢れるアイナーの吐息や体の震えなどにほんの少しの違和感を感じつつ、アイナーからリリーへと変わるその展開の早さに少し置いてけぼりを感じつつ。いや、手めちゃでかいし!とか。

まぁ、見る側の心情としては妻のゲルダのそれと一緒で、あくまで女装をしてる男性としかリリーを見れなかった自分が、気づいたらまったく別の見方に変わっていたことに自分でびっくり。と同時に、あぁアイナーはもういないんだと悲しくなり、それでも支えるゲルダの寛大さと愛に考えさせられた。

エディ・レッドメインの、あのいくつもの感情が入り交じったような笑顔は、リリーの複雑な心境をこれ以上なく表していて、なおかつ今や彼の独自のブランドになっている感じ、いい。最強。無敵。
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