前向きとはどういうことか。
心と身体が両方前に向いて、初めて前向きだ。
「頑張らなくちゃ」と前を向いているつもりでも、それは身体は前でも心は後ろに向いている。
俺は毎日、仕事にいって頑張らなきゃと前向きに考えているが心は後ろ向きだ。
無理やりだと後向きなんだ、
この作品のリリーは逆で、心だけが良くない前向きになっている。
意味わかんねえかもしんないけど、
俺はここから学ぶことはない。
登場人物全員が"キレイ"だった。
その"キレイ"さはファンタジーのレベルで、真面目で、誠実で、そんな登場人物全員が揃って初めて成立する物語だった。
乗り越える壁もあってないようなものだ。
ジェンダーを描いているわけでなく、夫婦愛にジェンダーをふりかけているだけで期待していたジャンルとは違った。
ラストも実話を装っている感じがして辟易する。
実際はこうはいかないだろう。
ちゃんと真剣にジェンダーと向き合え。
でもエディとベンのホモキスは最高。
