このレビューはネタバレを含みます
ゲルダの深すぎる愛。故にアイナーを最後まで信じ、リリーまでも愛した。アイナーを深く深く愛しているがためにリリーのもがきを受け止め、リリーを、アイナーを愛した。それとは裏腹にリリーの身体を手にするリリーはだんだんと解放され、自由に希望に満ち溢れる。互いにすれ違い、でもそれを超えてまで愛し続けるゲルダに、必死にもがくリリーに心打たれすぎた。
なんて書いてみたけど全然言語化できてる気がしなくて。最後リリーが亡くなったシーンでこれ感想なんて書き切れるもんじゃないなって思ってしまった。感想書くこと自体が野暮に感じられてしまう。これが名作、なんだと思う。
もう一回観ようとはあんま思えないけど、観てよかったと思える。