まい

リリーのすべてのまいのネタバレレビュー・内容・結末

リリーのすべて(2015年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

世界で初めて性別適合手術を受けた方の話。
全てが綺麗で美しかった。
余韻がすごい。定期的に観たい。
まだ少ないが今まで観たLGBT関連の映画の中では一番好き。
前半のリリーになることを2人が楽しんでいるところがとても好き。

現在では、全然足りないものの少しずつ理解が広まってきているが、昔の人々は医療者や当事者さえも病気と思い、異常者だと思わざるを得なかった。本当に生きづらかったと思う。しかし、リリーは隠すのではなく、リリーになるために努力をした。また、妻も戸惑いながらも愛する人のことを受け入れようと努めた。理解者ができ、最後は本当の自分の姿で愛する人に見守られながら逝くことができ、偽りのまま生き続けて生涯を終えるより、ずっと幸せだったのではないかと思う。
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