美しい映像と切ない物語に引き込まれました。
自分を認めること、認めてもらうこと、生きるってそういうことなんだなと。
リリーが女性として愛される幸せを感じていることを知ったパートナーのゲルダの複雑な心境を思うと胸が締め付けられる。
人として愛しているパートナーの一番の理解者でありたいけれど、その人が望む愛情をかけてあげられないジレンマ。
自分も愛されたいという葛藤。
そんなとても重いテーマを素晴らしい演技力の俳優たちと、美しい映像で表現されていて、心に深く残る作品でした。
実話を元にしたフィクションということで、現実はきっともっともっと困難や偏見があったのだろうと思うとまた更に切なくなりました。