yasiba66

リリーのすべてのyasiba66のネタバレレビュー・内容・結末

リリーのすべて(2015年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

いや本当にこれはいい映画でした。

最初は、「え、展開早ない??」てなったけど、後半の畳み掛けが凄かった。

とにかくアイナーのゲルダとリリーは見ていて辛くて仕方なかった。

最後のセリフでもうホント…ホントしんどい…。

ただし、邦題を付けるにあたりキャッチコピーみたいなのあるけど、ゲルダは全てを受け入れたわけではやっぱり無いと思った。

彼女にとってはアイナーでありリリーで、リリーがアイナーを否定することがとても辛かったんだと思う。でもリリーはアイナーであることは神の間違いだと思ってるから、リリーとしてゲルダの気持ちは受け入れられない。

一回目の手術の後、一緒に住んでいた2人のベッド間に布があったのが印象的だった。

実話に基づいているからこそ辛くて辛くて仕方なかった。
きっとリリーにとって幸せな最期、見方によってはハッピーエンドなのだろうけど、女として生きて欲しかった、手に入れた本当の自分で生きて欲しかったと思った。

とてもいい映画に出逢えました。
yasiba66

yasiba66