大学教授と学生の秘密の恋。
ある日突然、男が姿を消してしまう。
観客が思い入れを抱く間も与えずに突然に。
やがて公にされる訃報。
打ちひしがれた彼女のもとに、死んだはずの恋人から
便りが届き始める…
遠い昔に放たれた、星の光。
今この時にはすでに存在していないかもしれない天体が残した光芒。
何十年何百年前の輝きが地上を照らすように、
この世を去っても愛する人を見守り続けたい。
学者らしい緻密な計算と、
時にタイミングを間違えて届く便りが微笑ましい。
正直、序盤は少し退屈だったけれど
中盤の急展開からはぐいぐい引き込まれた。
ところで、託されたあの贈り物。
受け取ったはいいけど維持費大丈夫なのかしら…