matsunikki

ある天文学者の恋文のmatsunikkiのレビュー・感想・評価

ある天文学者の恋文(2016年製作の映画)
2.5
全然好きになれなかった。
風景も音楽も素敵だったけど、肝心な主役2人が全然好きじゃない。
もちろんオルガはとても美しい。そりゃみんなが心奪われますわ。

別に不倫がどーのこーのという問題じゃない。


演劇鑑賞中や図書館でスマホをマナーモードにできないようなマナーの悪い女性は好きになれない。ストーリーと関係ないところで何度「マナーモードにしろよ」と思ったことか。メールの割に着信音長いし。演劇中にフツーに液晶画面光らせてメール打つし、着信音鳴らしながら席立つし。まず音を止めて。見た目がいいだけじゃん。エミリーの内面で惹かれる部分がなかった。
教授が死んで悲観するのは分かるけど、そんだけ愛してた人が病気だったのに気づけなかった自分を責めるような自己嫌悪に陥るようなことはないんだなぁ。

エドがやってることも自己満足でしかないと思った。それを言ったらこの映画が成り立たないけど。あんな愛のこもった仕掛けをたくさんして、『愛してる』と何度も伝えて、彼女に自分を忘れろってムリな話でしょ。余命が分かってたら子供のことも考えろって思ったし。娘に愛人がうらやましいなんて思わせるなんて、最悪な男。
いい父親なれない男にそんなに人を深く愛せるか?

天文学にも触れてるから台詞も難しかった。
とにかく悲劇のヒロイン、自己満足の男の恋愛物語。
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