このレビューはネタバレを含みます
80年代後半~90年代前半の邦画の匂いを感じた。
OPの格好良さにヤられて、そこだけ何回も繰り返しみた。
荒廃的な世界観、最後のアクションシーン。
石井岳龍のやりたい事が詰まっているんだろうと感じた。
ストーリーは見てそのままだと思うのだが。
海に捨てられる→ここで大黒は死んでる
最後のシーンで脳死しているという会話が合ったと思う。それは海に捨てられた後が大黒の夢の中の物語だと解釈。
それを裏付けるように、海に捨てられた後から、映像がカラーになった。
それは大黒からしたら、白黒の様な現実の世界じゃなくなったからだと。
少し辻褄のあわないところもあるだろうが、そんなのはどうでもいい事だし、やっぱり石井岳龍の映像センスが好きだ。
そして最後のあのシーンの為であの癖が繋がった瞬間の気持ちよさよ。
熱量しか感じない映画