警官と泥棒がグルになるなんて、警察の威信を落としかねない!と、余計な心配をした。けれど途中から、細かいことには目をつぶろう、と気持ちを切り替えた。この二人、結局どうなるんだろう?という好奇心が、鑑賞のモチベーションを上げてくれる。ところどころ挿入される過去の場面から、エリート警官がその職に就くきっかけと、泥棒となった女性のいきさつが分かり、パズルのパーツがはまっていく面白さがあった。
二人の演技と、取り巻きのおかしさから、楽しめる作品といえるが、ラストは何となく腑に落ちない。やはり警察と泥棒の共存には違和感大である。