勝五郎

一心太助の勝五郎のレビュー・感想・評価

一心太助(1930年製作の映画)
4.8
TCC試写室にて鑑賞。
坂本頼光応援公演という事で坂本頼光先生の説明付きです。

私の印象では一心太助というのは小柄で俊敏な二枚目…と言うのがあったので、杉良太郎のテレビドラマでもまるで興味がなかったです。
今回の作品は所謂サイレントで活弁士の説明付きと言う形でしたが、主演の片岡千恵蔵についてもおじさんになってからのイメージがついてしまっていたので、むむ?と鑑賞に臨みました。

いや、失礼しちゃいました。
二枚目は勿論だろうけれど、なんたって若くてキレッキレでした。
やはり当時の無声映画となるとチャンバラと人情噺てのがその主流。

坂本頼光先生の…およそ2ヶ月間を置いたライヴでの活弁の見事さと相まって楽しい作品でした。
一心太助のかっこいい事!
ラストシーンの素敵な事…日本人なんだなぁ私ゃつくづく(苦笑)。
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