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軽蔑の映画のレビュー・感想・評価

軽蔑(1963年製作の映画)
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【視点について】
「欲望」と「おしり」。冒頭で述べられているように、観客の視点を強調したカメラワーク。鑑賞者は「今、私は映画を鑑賞している」ということを意識する。観客の意識に配慮したカメラワークが「欲望」の主題と結びついて、絶妙な効果を上げている。例えば、カミーユがバスタオルをはだけながら、画面を何度も横切ったり、あれ、うまいですね。計算されている。

【演出】
ブロンズの女性裸像。かつら。
暖色と寒色の対置。通訳。

【役者】
ジャック・パランスは演技上手ですね。女性の裸を見て興奮するシーン、本当に俗物の雰囲気が出ている。プロコシュの俗物性を暴力で強調する演出もさりげない。女性の背中をテーブルとして使用する。ひどい男だ。

【音楽】
ジョルジュ・ドルリュー。
『軽蔑』の雰囲気にぴったり。
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