軽蔑の作品情報・感想・評価

「軽蔑」に投稿された感想・評価

emma

emmaの感想・評価

3.8
終始、映像は綺麗。
言ってしまえば、なんかどっちもこじらせてんなあ、めんどくさいってなっちゃうけど
軽蔑の意味がわかったようでわかんなかった。
ユリシーズの話がそのままポールとカミーユの間にも起こったのかと思ったけれど、どうもそれでもしっくりこない。
最初の方に左に男、真ん中に女、右に男、そして左の男が右の男を弓で射る、という画面があったが
最後の方、ポールとカミーユとプロコシュが同じように並ぶ一瞬があったように思った
飛び道具の台詞の後の家の中のシーンかな。
なんとなく、それで殺しを想起させるが、殺人は何も解決しないとの台詞もあった。
しかし、カミーユとプロコシュは言葉も通じないのに2人で出て行き、あっけなく交通事故で死んでしまう。

イメージを駆り立てる暗示があちらこちらに。詩や本の一節や。
その暗示を収集しきれず、まだ21歳には軽蔑の真意には到達できなかった。

リュミエールの「劇映画に未来はない」との命題がなぜか心に残っている。
GATS

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4.2
序盤の"この世界"が始まるとともに映し出されるカメラの目、それはこちらを示しており、またカメラを映している、というなんとも二重映画的な始まりから、なんかカッコいい風の映画が始まる。

そこからストーリーが始まってみれば、稀にみる、とも言えない男女間の破れがあり、途中までバルドーとカラーやセリフかなと思いきや、まさにその男女の破れこそが、それこそがセラビであり、この映画なのだとわかる。

家のシーンが長いなあ、と思いつつ一生見てられるあの会話と動き。
音楽が流れる瞬間、特に終わりの頃だと思うのだが、あの瞬間気付けば誰も望まない別れは、哀愁をムンムン漂わせるし、泣ける。

劇映画が終わるかどうかはまだわからないが、ゴダールの映画愛、これはきちんと伝わってます。
ミク

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3.0
必要以上にヌードが多いシーンを撮る監督に軽蔑を抱きそう。笑

身体の関係ありきの男女の付き合いってしんどい。どこかで言葉にして解消しないといけないって分かってはいるんだけど、責められる事を恐れて結局「何もない」としか言えない女性の気持ち。
中盤の自宅のシーンの一連の流れとか見事。フリッツ・ラングこんなことしてくれるのね。
意外にも素直でびっくり、ある一点でも再び戻ることは極めて困難。

非論理が論理に反することは、論理的である

愛を求める、殺すか、殺さないか。ひとつ思うのはめんどくさいな、ってこと。
ぼぞ

ぼぞの感想・評価

4.0
元祖(500)日のサマーみたいな映画でした。
女ってめんどくさいなって思っちゃうけど分からなくもないという。

あまりBBを可愛いと思ったことなかったけどこのBBは可愛かったです。
中庭

中庭の感想・評価

3.7
空虚かつビビットなカラーリングが施されたリゾート地において、男女のすれ違いの場は階段の上下運動を介して複雑に構築され、スクリーンの隅に現れる真っ青な海面が視点の座標軸上の消失点をラジカルにぼやかす。階段を降りた先でブリジット・バルドーが一度スクリーンから姿を消した後、海中へ飛び込んだものとみられるサウンドだけが響き、右下からゆっくりとした運動を伴った裸体の彼女が水面を泳ぎ渡り、スクリーン上部へと移動していく。
大破した自動車の動線、平面上のベクトルを注意深く観察。
tak

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3.8
未見だったジャン・リュック・ゴダール監督作「軽蔑」に挑む。

芸術とは映画とは・・みたいな深い考察をする方は多いんだろう。でも、エンドクレジットを迎えて僕の頭に浮かんだのは、”男と女の間には暗くて深くて川がある”・・・って古い歌の文句。愛する気持ちの脆さ、すれ違い。ガキの頃に観るんじゃなくて、この年齢で観たのは正解だったかも。

赤と白のバスタオル、
海の青、
バスローブの黄色・・・
色彩が鮮やかなのと、
ゴダール作品には珍しく(?)ジョルジュ・ドリュリューの音楽が綺麗に使われているのも素敵。

でも何よりも強烈に心に残るのは、
ブリジット・バルドーの美しいヒップ。
繰り返し観たくなる映画かも。
ひたすら、ひたすら素晴らしいゴダールの映画愛映画。フリッツラング本人が映画監督役で色々あっても「私はこの映画を仕上げる」と巨匠の映画魂を見せる。全編映画の撮影とその間の女優と脚本家の映画に対する思いだけが描かれる。ブリジットバルドーのお尻、しぐさ、顔、それだけで映画は成立する。ジャックパランス、ミッシェルピコリも映画の人。編集、撮影が素晴らしく、赤・青・黄の色彩が常に画面に溢れている気狂いピエロの姉妹編。背後に浮かび上がる溝口健二。ゴダールって素直。
タイトルにもあるけど、ブリジット・バルドーがどうして旦那を軽蔑するようになったかについて考えるのが作品の楽しみ方?だと思います。
色々ある夫婦間の不信感の積み重ねが夫婦仲を悪くしてしまうのかな…

ゴダール監督作品だけど比較的理解しやすい作品です。

ブリジット・バルドー並の美しさの女性になら軽蔑されてもいいよね!
お尻が美しすぎる…
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