光をくれた人のradiogagaのレビュー・感想・評価

風景や島の様子がとても美しい映画でした。
灯台守夫妻が主人公、原作のタイトル「海を照らす光」は灯台のこと。原題も"the light between oceans"。これもインド洋と太平洋の境目にある灯台を意味する。灯台のある無人島だからこそ、愛や悲しみ、嘆きがそのまま吐露され、昇華される。
戦場で生き残ったトムにとって「光をくれた人」はイザベル。子を亡くしたイザベルにとって「光をくれた人」はルーシー。それぞれの人生に光を当ててくれる人がいる。この映画は見た後で、じんわり心の底に何かを落とす。