おさむちゃん

hide 50th anniversary FILM 「JUNK STORY」のおさむちゃんのレビュー・感想・評価

3.2
身内懐古映画。

hideがきっかけで音楽を始める事になった自分
彼の死後に彼にハマったが故に
雑誌や映像で彼の軌跡を追っていた。

自分なりに

彼がミュージシャンとしてどうありたいか のイメージは多少の察しがつく。
端的に言えばトリックスター的な存在。
この映画はそんなイメージからは離れてしまった。
ファンがつくったファンの為の映画。

死人に口なし。

今までに観た事ない幼少の映像やライヴ前後のオフショット。それはhide自身がロックミュージシャンとして持ち得ていたイメージとは違う映像。貴重な映像ではある。
しかし本人としてはファンには見られたくない映像ばかりであろう。
そういった映像を見せるのならば、なぜもっと彼の内面に迫る内容にしないのか。
プライベートを凌駕するだけの hideのアーティストとしての凄さをもっと見せ付けて欲しかった。
考察として彼の歌詞や生き様で調べられたでしょう。

関係者の周りのインタヴュー多すぎだし、言ってる内容もなんだか同じ内容言い換えただけのもあるかのような…
アニメーションもよく分からないし、映像も所々使い回しだし、
エピソードもいまいち薄いのが多かったし、
もっと良いエピソードを出してくれてもいいんじゃないか。

hideを知らない人が観て
かっけー!!!ってなるかな

hideをカッコいいと思う人が
どう?カッコいいでしょ?と言ってるようで冷めてしまった。

少なくとも自分はこれを観て
ロックってやっぱ最高だなー!って思えなかった。


Xでの相方のギタリストPATAのインタヴューが一番愛情に溢れていた気がする。
口数少なく 酒とタバコに浸りながら

あの世に逝っちまったんですね
またあの世でバンド組むんじゃないすか



何でまたお前の曲を弾かなきゃならないんだ(怒

そう言いながらも

あいつの曲で弾けない曲はないって雑誌のインタヴューでぼそっと言ったりしてる。

hideのカッコよさを感じるには
Xのライヴの爆発寸前GIGとダリアツアーファイナル
ロケットダイヴやピンクスパイダーのPVがオススメです。
おさむちゃん

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