映画秘宝で仙元誠三が薬師丸ひろ子との想い出で本作を語っていた。久しぶりに観てずいぶんエロい話をメインにした女優バックステージものと思えますね。これだけのスキャンダルがある、この新人女優は、今、世に出れたかどうかわからないほどネット社会は、厳しい時代。当時は、この程度のスキャンダルには、寛容かもしれない。舞台と映像を両方経験できた薬師丸ひろ子は、女優としてステップアップしたというのはよくわかる。細かいところをいうと世良公則の絡み方は、何か意味不明だ。高木美保の逆上して刺しに来るのは、どうして真相を知ったか意味不明だ。しかし、それを補うほど薬師丸ひろ子の表情、特に段々目に力があり女優然としてきらめくのが見える秀作だと思います。ある意味、本格女優になる薬師丸ひろ子を観る映画かもしれません。
