備前長船

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーの備前長船のネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

最近は映画史上最大と言っても過言ではなかった「スター・ウォーズ」ブランドにも陰りが出てきたようで、今作の次のスピンアウト作「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」で数十年の歴史で初の赤字を出したそうだ。
正直ディズニーにはスター・ウォーズに関わって欲しくない派だ。

ギャレス・エドワーズという聞きなじみがない監督だったので調べてみたらあの「GODZILLA ゴジラ」の監督だった。
ハリウッドゴジラの2作目で1作目よりはマシだったが個人的にはイマイチだったので心配しながら視聴。

物語はEP3と4の間でデススター製造の話。
EP1~3はそれなりにヒットはしたものの、当初の予想を下回る反応だった。
それも当たり前で観客のほとんどはアナキンがオビワンに負けダースベイダーになり、パドメが死ぬことを知っている状態で見ているんだから。
犯人が分かっているミステリーやタネを知っている手品みたいなものだ。
今作で製造されるデススターもルーク達によって破壊されることが分かっているので、やはりその分の緊張感は無くなってしまいます。
そして気になったのはカンフー。
スターウォーズの世界にカンフーは相応しくない。

名前が残った英雄以外の一兵士の話と言うことでやはり全体的に地味かな。
まあ一兵士が活躍しすぎるとEP4との整合性に問題が出てくるから派手にはできないんだけど。
だったらもっと見栄えがするシーンが撮れるスピンアウトの時期を選べば良かったのにとは思う。
あと終盤戦の銃撃戦は無駄に長い。
ジェダイ抜きの戦いなのでライトセイバーなし。
これでは普通の戦争映画と変わらない。

映画の出来としては普通。
EP7が酷い出来だったので普通なだけマシかな。
旧作ファンへのサービスは少な目でダースベイダーとレイアが少し出るくらい。
備前長船

備前長船