フォリソンハード

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーのフォリソンハードのネタバレレビュー・内容・結末

4.9

このレビューはネタバレを含みます

待ちに待った「ローグワン スターウォーズ・ストーリー」を見てきました。2回目の鑑賞後の感想です。

ポスターのキャッチコピーが「希望は死なない」と書かれていますが、むしろこの映画は「希望を死なせない」という方がニュアンス的に合ってると思うんですよ…命を賭して「希望」を繋ごうとした、繋げた名も無き兵士たち英雄譚なんですよ…

ep4ではルークという英雄の話でした。つまり前日譚であるローグワンはジェダイという英雄不在の話だと。しかしスクリーンには英雄がいました。ローグワンの面々はもちろんフォースを持たない、名もわからない、英雄たちが。

「この設計図を手に入れるのに、大きな犠牲を払いました。」というレイア姫の台詞からなんとなく結末は想像できましたが、ここまでギャレスが熱くしてくれるとは。K2SOが、チアルートが、ボーディーが、ベイズが、キャシアンが、ジンが、ローグワンがそしてゲイレンが繋いだ設計図を、あの恐ろしさしかないダースベイダーに殺されながら文字通り繋いでいくシーンに誰が落涙せずにいれるでしょうか…

ep3を見た後旧三部作の重みが変わりましたがローグワンは更に旧三部作を深くしてくれました。ep6のエンドアでの大円団シーンでパドメや彼らを思い浮かべつい涙が出てしまう体に…これは「もう1つのスターウォーズ」どころか「紛れもないスターウォーズ」ですよ。

もちろん中盤の失速などの多少の難点あれどスカリフからのシーンは最高としかいいようがありません。最近はキャラ萌えで評価されている映画がありますが、この映画は安易な方向に逃げずちゃんとストーリーで見せてくれました。

スターウォーズが毎年出ると聞いた時は、嬉しくもありましたが「うーん…ディズニーの汚い金稼ぎにスターウォーズが使われ、駄作を連発し世間に飽きられ使い捨てられやしまいか」という思いを持たずにはいられませんでした。ですが、毎年このようなスターウォーズ世界の拡張をしてくれるなら大歓迎であります。

空中戦、各キャラの去り際、ビークル、評議会でのジンの台詞、スターダスト、まだまだ書き足りない点はありますがこの辺で。


最後にK-2SOの西部劇を彷彿とさせるような振り向きざまの発砲のかっこよさに痺れまくってしまいキーホルダーを衝動買いしてしまいました笑