若大将オーウェン

小原庄助さんの若大将オーウェンのレビュー・感想・評価

小原庄助さん(1949年製作の映画)
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割とストレートにドラマがあってかなり面白かった

道楽者で朝寝、朝酒、朝湯大好きお人好し人間杉本佐平太、通称小原庄助が「家」的なものから開放され、新しい人生を歩み出す

男らしさからの解放と書くとかなり今っぽいテーマだが、その要素もある

こう書くとヒューマンドラマっぽいが、それを全部牧歌的なコメディタッチで(ペーソスもあるが)

芸者に会津磐梯山を歌わせるところや最後泥棒と語り合うところなどはかなり象徴的

選挙にノリで立候補させるところ面白い

屋敷の移動ショットがすさまじい
あとロバでの移動最高。小原庄助のキャラクターの説明にもなってるし、この映画のトーンにもなってる

最後に「始」と出るのもアツい