鳩摩羅什

キング・アーサーの鳩摩羅什のレビュー・感想・評価

キング・アーサー(2016年製作の映画)
3.0
先日観た『ジェントルメン』に続き、ガイ・リッチー監督作品を観た。
中世ヨーロッパのアーサー王伝説をモチーフにした本作。主演のチャーリー・ハナムは正統と不良が同居しているような役がよく似合う。ほかエリック・バナやジュード・ロウなどが脇を固めるが、サッカーのベッカムも出演している。
アーサー王伝説が面白いからだろうか、本作はストーリーそのものが面白い。最後に登場する円卓は「円卓の騎士」と呼ばれる有名な挿話だそうだ。また、映像も良い。格闘シーンをスローモーションで見せたり、リアリティのある大蛇が登場したりと映像に見応えがある。
しかし、ふと思い出した。水村美苗が「近年の映画は普遍性のある神話的なストーリーを映像で見せるものが多い」と指摘していたことを。本作はまさにそれだ。
欧米で評価が低いのは「アーサー王を今さら神話的に語られてもピンと来ない」ということかもしれない。
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